「得する中国人オーナーと損する日本人オーナー」

query_builder 2025/12/13

私がこれまで多くの不動産オーナーの方々と関わる中で感じてきたことを、今回は書きたいと思います。


※あらかじめお伝えしておきたいのは、ここで触れる内容は国籍の優劣ではなく、あくまで“投資に向き合う姿勢や判断プロセスの違い”についてです。


その前提の上で申し上げると、日本人オーナーと中国人オーナーでは、不動産投資に対するアプローチが大きく異なると感じています。

少しキャッチーに表現するなら、

「得する中国人オーナーと損する日本人オーナー」

というタイトルがつくかもしれません。


では、その違いはどこにあるのでしょうか。


結論として、日本人オーナーは“業者が組成した不動産投資パッケージ(スキーム)”をそのまま購入しがちな一方で、 中国人オーナーは“不動産そのものの価値”を独自に検証し、総合的に判断する傾向があります。


日本人オーナーは、業者から提示される「頭金」「月額キャッシュフロー」「リスク保証」といったシミュレーションを中心に判断しがちです。

数字が許容範囲であれば購入を進めてしまい、“どのような不動産を買うのか”という本質的な部分に踏み込まないまま決めてしまうケースも珍しくありません。

つまり、不動産そのものではなく“業者が構築した仕組み”の部分が判断軸になりやすいのです。


対照的に、中国人オーナーは次のような視点を重視します。

「いくらで貸せるのか」

「需要の強さはどうか」

「立地・需給・建物・将来価値は妥当か」

シミュレーションよりも、実際の市場環境と需給のリアリティを基準に判断しており、“資産としての本質的価値”への評価を重視しています。


この違いには、情報の取り方や市場への向き合い方の差が背景にあるのかなと思っています。

日本は一次情報へのアクセスが限定的で、中古市場の透明性が高くない側面もあり、業者説明に依存せざるを得ない部分もあります。

一方で、中国人オーナーは自ら情報を集める習慣が強く、複数の角度から仮説を立てて検証し、自分の判断で意思決定されています。


例えば、本来2,000万円が相場の物件を、日本人オーナーが2,500万円で購入してしまうケースは珍しくありません。提示された月額収支が「問題ない」ように見えれば、割高な価格に気付けないことすらあります。

一方、中国人オーナーは 「相場より安いのはなぜか」 「高いのはどの価値が反映されているのか」 という“価格の背景”を必ず確認します。

デメリットがあっても、自分の工夫で収益化できるかという視点を持っており、判断が表層的になりません。

こうした姿勢の差が、結果として「得をする中国人オーナー」「損をしてしまう日本人オーナー」という構図につながっているように見えるのです。

※繰り返しになりますが、これは国籍を語るものではなく、“投資行動の傾向”に関する観察です。


もちろん、不動産を所有する目的は多様であり、必ずしも損得だけで語れるものではありません。 日々の生活や仕事の中で、不動産投資に十分な時間を割くことが難しい現実も理解しています。


しかし、不動産は極めて高額な資産です。投資パッケージをそのまま鵜呑みにしてしまうことで、本来得られる成果を逃したり、想定外のトラブルに巻き込まれることもあります。

最終的にリスクと成果を受け止めるのは自分自身であり、その判断の質が将来の資産形成を大きく左右します。


提示されたスキームを受け入れるより、物件そのものと向き合う姿勢こそが重要だと私は感じています。



お客様が後悔しないために最良の選択ができるよう、私も日々学び続け、より良いサービスをお届けすることに努めていきたいと思います。


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株式会社日本FP不動産

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